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ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

13海里Blend

【13海里Blend】

0704215

『この店のブレンドは、13海里を漕ぐ価値がある…。』



 古利根川という川沿いにある喫茶店である。粋なマスターのダンディ・トークと、格別のブレンドが味わえる処だ。そして、
我家から車で10分と走らない所に、この古利根川が流れている。春から秋にかけては、農業用取水に伴い水門が閉まっ
て、水位が4~5mも上がるという川である。冬場は、川の真ん中に鷺が降り立つくらいの水位になるので、水門が閉まっ
ている時期のみ、舟での移動が可能になるのだ。

 SeaKayakを漕ぎ始めて、沢山の諸兄から御厚情を賜っている。なかでも、三浦方面の方々からは、多様なSeaKayaking
の愉しみ方を教授頂いた。特に、『飲み食い処に漕いで行く。』という事は、まさしく舟を移動の手段として使っているという
感が強く、個人的にツボにハマってしまった。『何とか、この感じを身近で愉しめないか…。』思考錯誤の末、ガキの頃から
世話になっている喫茶店が川沿いにある事に気付いたのだ。

 水門が閉まった4月のとある土曜日、我家から程近い川原より試漕がてら舟で訪ねてみた。事の次第を話すとマスター
の口からは「面白いねぇ。それなら舟で御越しの方には、飛び切りのブレンドをお出ししましょう。」との言葉を頂く事が出
来た。

 客寄せの類と勘違いをされては心外なので、あえて店の名前や、詳しい場所は明記を避ける事とした。上記の拙い文
章を読み、何らかの興味、共感をもった漕ぎ手の方々が訪ねて頂けたら、それで充分なのである。13海里という距離も
ザックリとしたものなのだ。近隣居住の漕ぎ手諸兄ならば、もっと短い距離で辿り着けたりもする。以下に、周辺情報と
危険箇所を表記する。漕行の際は、くれぐれも事故の無い様、気を付けて頂きたい。ちなみに水曜日は定休日である。

《 危険箇所 》国道16号線の橋の上流左岸に、外廓地下水路への取水口がある。ブイやポンツーン等の浮標類も無く、
舟ごと引き込まれる可能性大である。増水時に漕ぐ事はないと思うが、増水時以外でも一応、国道16号線上流1.2km
のエリア(春日部大橋から、1つ上流の橋までの区間)は、行きも帰りも右岸よりを漕行の事。

《 危険箇所 》上陸地点の岸は、草が生えてはいるものの、基本、ごろた石の護岸である。尖っている石も多く、また
水深も一気にドン深となっているので、乗り降りの際には注意が必要。

《 周辺情報 》公衆トイレは、橋上公園右岸上流側の橋詰にある。橋下がコンクリ護岸になっているので上陸可能。

《 周辺情報 》釣り師は多いが、節度をもって漕行していれば、トラぶる事は、ほぼ無い。基本は中央、状況により迂回。



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すぐ傍に人家があるのだが…。こんな風景も眺めつつ遡上する。


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清地橋を過ぎると左岸に大柳が見えてくる。


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上流側の階段護岸に上陸。草に隠れて尖ったゴロタ石の護岸、ドン深にて乗り降り注意!


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上陸後は、上流へ約70m。粋なマスターが、格別のブレンドをいれてくれる。



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